レッスン4
<教則本や曲の楽譜を前にして弾くときに>

ピアノを弾いてみたいと思うとき、楽譜を読むのがしんどいなと思ってしまいませんか?

レッスン1で姿勢のことを書きました。レッスン2ではメロディーを楽しみましょうというお話でした。レッスン3ではピアノの音の響きを存分に楽しんで欲しいという気持ちをお伝えしようと思いました。

さて、こう書いていくとそんなことでうまくいく訳はない、響きを楽しむなんて上手になってからでしょうと思う方は多いでしょうね。

特に教則本や曲集を譜面台に置き、いざ弾いてみようと思うと姿勢も、音を楽しむことも吹っ飛んでしまい、メロディーすら良く流れないということになってしまうことがあります。

こんな時も一呼吸置いて、今弾こうとしている曲はどんな感じかなと思いを馳せてください。

メロディーをドレミで歌ったり、先生に弾いてもらったり、きれいな音の音源があれば、何回も聴いたり、簡単な曲でもどういう流れになっているか曲の形式を考えてみてください。

何回も弾いたり、譜面を見ながら聴いたりしているうちに、音符と音の関係が分かってきます。譜面を読むのは練習が要ります。ソルフェージュという科目名があるほどの内容ですが、それが出来ないとピアノが弾けないと思うことはないのです。

でも楽譜が読めたら世界が広がりますね。

楽譜が読めるようになる練習は、たくさんの楽譜を読むことです。あまり難しくない曲で。

もちろん最初のうちはレッスンの時に先生に手伝ってもらうのもいいですね。

初めての場合、たどたどしいこともあるかもしれません。でもどんな短いフレーズを弾く時でも音が良く響いてそして指が動きやすい姿勢で弾いて欲しいです。

自分の好きな曲をCDや何かの音源で聴いている時の気分になって弾いてください。

ピアノの音を楽しむことが楽譜を読んで弾けるようになる早道です。

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