オルペウスムジークハウスコンサートNo.3日曜日の午後 古典音楽のたのしみ

2016年オルペウスムジークハウスコンサートNo.2より6年ぶりの開催となる第3回目は『古典音楽の楽しみ』としてモーツァルトやベートーヴェンのピアノソロ・連弾、歌曲をメインに演奏致します。
今回はコロナ情勢を鑑み、休憩中のお茶の時間ではなく終演後ににマスク着用のままでお客様同士、出演者とご歓談いただき、お土産として焼き菓子をお持ち帰りください。

♪プログラム♪

モーツァルト
・ピアノソナタ ハ長調 kv545
・すみれ(歌曲)
・ソナタ ハ長調 kv19d(ピアノ連弾)

ベートーヴェン
・エリーゼのために
ジョルダーニ
・カロ・ミオ・ベン(歌曲) 他

ピアノ 坂本 かおる

ピアノ 下岡  正子

ソプラノ  坂本 理穂

日時2022年10月16日14:30開演(14時開場)

入場料2000円

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♪プロフィール♪


坂本かおる(ピアノ)
大阪音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業
オリゾーン作品演奏会、関西現代音楽交流協会、 徳島コンサート協会ふれあいチャリティーコンサート、オルペウス ムジークハウスコンサートなどピアノソロ、ピアノデュオ及び声楽伴奏に多数出演。オルペウス ムジークハウスでは設立当初より演奏とともにピアノ指導を続ける。大阪音楽大学音楽学園では到達度テスト審査員及びピアノ初歩教材研究会に参加
大阪音楽大学音楽学園(現音楽院)ピアノ認定指導員
オルペウス ムジークハウスピアニスト

下岡 正子(ピアノ)
大阪音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業
大学卒業後ピアノ個人レッスンを続けながら声楽の伴奏、合唱団の伴奏、ピアノデュオなどに出演。平成18年(2006年)より2年間、中国上海市で、主に日本人学校の児童にピアノレッスンを行う。帰国後も自宅で『ピアノ大好き』と言える子どもたちを育てるよう心がけてレッスンを続けている。大阪音楽大学音楽学園では到達度テスト審査員及びピアノ初歩教材研究会に参加
茨木市音楽芸術協会会員 平成17年度まで理事・事務局長を務める
大阪音楽大学付属音楽学園(現音楽院)ピアノ認定指導員

坂本理穂 (ソプラノ)
大阪音楽大学声楽学科卒業
卒業演奏会出演プライナー音楽院(オーストリア/ウィーン)卒業、演奏家ディプロムを取得。
バロックザール京都青山音楽記念館にてソロリサイタル、茨木市男女共生センターローズWAMワムホールにてM・ラインターラー氏とのジョイントリサイタルをはじめ様々なリサイタルを開催。福島慶子、川下登、M・ロイドル、W・モーア各氏に師事。
現在、関西現代音楽交流協会、京都音楽家クラブ、茨木市音楽芸術協会会員。アイディア音楽センター声楽講師、オルペウスムジークハウス代表。

レッスン5
<ピアノで弾く音楽の世界その1>

ピアノを弾いてみたいと思うとき、どのような曲を弾いてみたいと思いますか?

華やかな曲ですか?激しい曲ですか?ホッとする曲ですか?

ピアノは音域も広く、オーケストラのように音を重ねて重厚に響かせたり、メロディーを歌ったりと幅広く表現する事ができます。

ふと耳にした旋律を弾いてみたいと思い、指一本でメロディーを弾いてみたとします。ハナ歌で歌ってみた時と違い、一音一音切れてしまいますね。「初心者の雨だれ弾きだから当たり前でしょう」と思われるかもしれませんがそれだけでは無いのです。

『レッスン3 <ピアノという楽器の音を楽しむ>』で書いたように、ピアノってどんな音がするのかなと思いながら実際に遊んでみた方はお気付きになったかもしれませんが、ピアノはなめらかに旋律を弾くのは難しい楽器なのです。

この簡単になめらかに弾けないのが第一番目の難関であり、ピアノに挑戦する面白さでもあると思っています。

だってこの鳴り方がピアノなのですもの。

さあ、ここであきらめないで練習していきましょう。

練習というと弾けるかなという気持ちが先に立ち音の場所、いいえ音というより鍵盤の位置の確認をしようとしてしまうことがよくあります。

そうすると背中が曲がり、目を皿のようにして鍵盤を探し、肩に力が入ってしまいます。

メロディーは何処かへ行ってしまい、なめらかになんて何の事という状態になります。

ここで思い出して欲しいのがレッスン1で書いた姿勢です。それからレッスン2の中でやったようにメロディーを歌ってみてください。

メロディーが頭の中に流れるようになったら、

弾いてみてください。

不思議と歌っている感じになめらかに聴こえることがあるのです。

ピアノを弾くのが全く初めてではなく、両手で弾けることが出来ても、メロディーをなめらかに弾くというのはさらに上達する方法のひとつです。

他にも、なめらかに弾くために手首の柔軟性や指使いという技も必要になってきます。

レッスン6<ピアノで弾く音楽の世界その2>

次回は6月20日更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

レッスン2
<メロディーを弾いてみる時に>

ピアノを弾いてみたいと思うとき、どのような音を思い浮かべますか?

ピアノそのものの音色よりもショパンやモーツアルトなどのピアノ曲あるいは映画音楽やゲームの音楽がまず頭の中で鳴っているのではありませんか。 

ピアノを楽しむためにはメロディーを弾いてみたいと思いますね。でも初めからスラスラ弾けないかも知れません。

そんな時はひと呼吸置いて、弾いてみたい曲を思い浮かべてみてください。

『ラ~』でも『ハミング』でも弾いてみたいメロディーを歌ってみてください。

それから鍵盤に手を置きメロディーが歌のように流れるか試してみましょう。

何回か挑戦するうちにひとりでメロディーが弾けるようになるかも知れません。

今一番弾きたい曲ではなく、今弾ける曲になってしまうかもしれませんが。

ピアノで初めてメロディーが弾けた時、あるいはもう少し進んでメロディーに簡単な伴奏が付けられた時など、弾きはじめて間もない頃から気を付けたいことがあります。

それは一本指で弾くときに弾いている指以外の指を握ってしまわないことです。

一本しか指を使ってなくても、全部の指がふんわりと広がって、弾いている自分の目から手の全体が見えていることです。

この時にもレッスン1で書いた姿勢のことを思い出してください。

『両足の裏はしっかり床に付け、腰から背中までを柔軟に支えます。』のところです。

身体を支えているから、腕も支えられ、指もふんわり広がって88鍵全部の音を自在に弾いていける準備が整いました。

まるで一流のピアニストの様です。

音楽を演奏するということは、音楽を聴くことと並行して現実の中の別の世界で遊ぶ楽しさを味わうことでもあります。ですから出来るだけゆったり構えて、焦らずご自分の出したい音色、奏でたい音楽をさがしてください。

次回レッスン3 

<ピアノという楽器の音を楽しむということ>

5月30日更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

《ピアノを楽しむために
大人と子どものはじめの一歩》

はじめまして《オルペウスムジークハウス長岡京》のピアニスト・講師の坂本かおるです。

新型コロナウイルスが猛威を振るう今、色々な過ごし方が提案されています。

楽器の演奏も気持ちを落ち着かせるのに効果的とも言われます。

オルペウスムジークハウスホームページ開設にあたりレッスンに来て頂けない今、自宅でピアノを楽しむためのワンポイントレッスンを連載したいと思います。

ここでお話しするピアノはアコースティックピアノがご自宅にある設定ですが、電子ピアノでも参考にして頂ける所もたくさんあります。

もちろんこれからピアノを弾いてみたいと思っていらっしゃる方にも参考にして頂けると嬉しいです。

レッスン1

<ピアノを弾いてみたいと思うとき>

 ピアノを弾いてみたいと思うときどういう気持ちになりますか?

その時々、それぞれの状況で違いますね。まったく初めての方は何をどうしたら良いのだろうと思うでしょう。

子どもの頃習っていた方は手の形について厳しく直されたり、あまり気が乗らない曲を毎日必ず10回は練習しなさいなどと言われたことを思い出すでしょう。

でもそれはちょっと脇に置いておいて、初めてあるいはもう一度始める時に体に無理なく上達するために一番大事なことを次に書いていきます。

それは姿勢です。手を鍵盤に置いた時、手の甲が鍵盤から下がり過ぎたり、上がり過ぎたりしない様に椅子の高さを決めます。

両足の裏はしっかり床に付け、腰から背中までを柔軟に支えます。

この体の構造が整うとよく指が動き、音色も良く、音が響く様になります。

この姿勢で腕を鍵盤の30センチ位上から力を抜いて落としてみて下さい。

どんな音がしましたか?力を抜いて手を落とすと文字で書かれても分かりませんね。

実際のレッスンで私がやって見せても、打鍵するということを直ぐに理解するのは難しいようです。でも頭に置いておく事が大切です。

ピアノの前に座って弾こうとしたとき、ふと思い出してください。姿勢はこれで良いのかと。

子どもの場合、鍵盤と手の関係を最適にすると足が床に届かないことがあります。この場合、足の裏でしっかり支えられる高さの脚台を用意してください。

趣味でずっとピアノを弾くのを楽しんでいらっしゃる方は何曲か自由に弾ける曲をお持ちかも知れません。ピアノを楽しむのはそれが一番大事です。でも弾いていて手が痛くなるとか指が思うように動かないなどと感じていらっしゃったら、姿勢のことを思い出してください。ピアノは音域が広いので腰から背中までを柔軟に支えるというところの『柔軟に』を体得するのが難しいと思いますが、両足の裏をしっかり床に付け、腰から背中までを柔軟に支える姿勢はとても大事です。 

次回レッスン2 <メロディーを弾いてみる時に>

5月23日に更新予定です。