今年も1年間ありがとうございました!

12月24日クリスマスのひととき〜コミックオペラ【電話】〜へご来場、ご協賛いただきまして、ありがとうございました。

今年もあと3時間ほどですが、私にとって沢山の出会いに恵まれた一年でした。コンサートにご来場、ご協賛くださったお客様、コンサート開催に力を貸してくださった方々、一緒に出演してくださったメンバー、その他色々な形でサポートしてくださった皆様方に感謝しております。

2年以上、原因不明の不調を抱えており、本番に声が戻りきらないなどのご迷惑もおかけ致しましたが、その不調の原因の一つは12月初めに取り除く事ができ、来年はますます体調面を安定させて歌っていければと思っております。

先日のクリスマスのひととき〜コミックオペラ【電話】〜をYouTubeにて公開しております。ご覧いただけましたら嬉しいです。

皆様どうぞ良いお年をお迎えください。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

オルペウスムジークハウス代表:坂本理穂

ひっそりインスタはじめてます。

ご覧いただきありがとうございます。坂本理穂です。
ページトップ下にあるインスタのリンクを復活させました。レッスンスタジオの写真などもご覧頂けます。
ちょっとした日常の出来事や茨木スタジオ近くの春日商店街のお店もあげています。
YouTubeには演奏もアップしております♪

こんな方にオススメ!

オルペウスムジークハウスでは子育てや家事、仕事など、日々忙しく生活されている方がレッスンの間は自分の為だけの楽しめる時間として過ごしていただきたいと思っています。

ご家庭の事情やお仕事のご都合により決まった曜日・時間に通うのは難しい方。

子供が幼稚園・学校に行っている時間帯に通いたい子育て中の方。

歌いたい曲や弾きたい曲があり、その一曲または数曲だけ演奏できるようになりたい方。

一度レッスンを受けても通い続けられるか分からないので習い始めにくいと思われている方。

楽譜を読むのに不安がある方。

お仕事のお付き合いなどでカラオケのレパートリーを数曲持ちたいと思っている方。

歌が好き、ピアノが好きという方でオルペウスムジークハウスに興味を持ってくださったなら、ぜひ一度お問い合わせください

レッスン20<レパートリーを持つ事>

レパートリーと聞くと、発表会で弾くような曲を思い浮かべると思います。

バイエルがまだ終わってなくて、そんな大きな曲は弾いてないからレパートリーなんて持てないと考えるかも知れません。

でもバイエルの中のよく仕上がった曲を二、三曲いつも弾いていると前より演奏が良くなったと思える時があると思います。

何事も習得する時は同じかも知れませんが、演奏もいつも弾いている曲は寄り添うように身に馴染んできます。

勿論、好きな曲をレパートリーにするのが一番良いのですが、レパートリーを持つことは特別なことではなくて練習の一つの方法だと考えても良いと思います。

今は新型コロナの影響で発表会も開催しにくいですが、特に子供の場合発表会で格段に上達することがあります。

発表会で弾いたつもりで、家族で聴いてあげると良いと思います。

大人の場合は、外出しにくいこの機会に好きな曲とじっくり向き合うのはいかがでしょう。

じっくり向き合うとは暗譜した曲でも時々楽譜を見直すことです。

見直すことで楽譜の読み方も深くなるし、曲の理解も増します。

暗譜した好きな曲を誰かに聴いてもらうのも良いですね。

この冬は、今まで練習してきた曲を集めて、暖かい家の中でひとり楽しんだり、聴いているのが二、三人のささやかなコンサートなどはいかがでしょう。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

レッスン19<暗譜について>

発表会やリサイタルでは楽譜を譜面台に置かず覚えて演奏するスタイルが一般的です。

このスタイルはクララ・シューマンが始めたとも言われていますが、諸説あるようです。

クララがピアニストとして活躍していた100年後位に音大生だった私は同期生がピアノの実技試験の前に次のように嘆いていたのを聞いたことがありました。

『クララが暗譜などというものを定着させたから私たちが苦労するのよ』と。

その場に居合わせたほとんどのピアノ科の学生は同感だったと思っています。

そもそも名ピアニストだったリストが暗譜演奏をしていたらしいのですが、シューマンの奥さんで子供もたくさんいて、素晴らしいピアニストで作曲もした才女だったクララに学生だった私やピアノ科の同期生たちの多くが羨望や嫉妬のような感情を持っていた気がします。

暗譜での演奏は突然わからなくなる危険をはらんでいるので準備万端整えないと怖いものなのです。

クララは忙しい生活だったからこそ、準備万端の先に暗譜があったのかも知れません。

でも今回はその怖さや大変さの話ではなく、読譜を絡めた暗譜を考えてみたいと思います。

読譜も暗譜も目的は如何に演奏を良くするかです。

そこでテーマになるメロディーや終止形など曲の決め手になる部分を読譜の時や弾きにくい箇所の部分練習の時に覚えてしまう方法はどうでしょう。

勿論どこが決め手になるかが分からないと、手の付けようがないので、読譜が重要だと気が付くと思います。

練習が進んで弾けるようになってくると、譜面台に楽譜を置いていても、いちいち譜面を見ていないことがあるはずです。

部分的にでも覚えているところを増やすのは、気に入っている曲なら苦にならないと思います。

そしてその曲をレパートリーにすると自分が演奏しながら、人が演奏しているのを聴くように楽しむこともできます。

次回、レッスン20<レパートリーを持つ事>は12月5日更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

レッスン18<楽譜を読む練習3>

楽譜を読むというと、基本的には楽譜の五線のどこに音符が書いてあったら何の音かが分かるという事とリズムが数えられるという事です。

譜読みに慣れていないと、そこから音楽を想像することはとても面倒に感じてしまうと思います。

そこで譜読みに取りかかる時の気持ちの準備をお話します。

新しい曲の譜読みを始める時、音符を一音一音読むのではなく2小節、4小節などテーマの基となる部分から読んでいくことです。

(曲の中には最初のまとまりの部分が、3小節など奇数のこともありますが、初歩の曲には少ないと思います。)

その次にテーマと思われる曲を代表するメロディーを的確に把握してください。

その時に左手の伴奏部分の役割もしっかり感じることが大事です。

よく指が動かないから弾けないと言われますが、

曲が分かってくると意外と指は音楽にしようと動くものです。

このような方法は独学の場合は少し難しいかも知れませんが、実際に演奏されている音源があれば楽譜を見ながら聴いてみるのも良いかもしれません。

バイエルやソナチネアルバム1巻は古典的形式が確立している良い曲も多いので、譜読みの基礎を学ぶのに良い教材だと思います。

もう少し大きな曲になると、曲全体の形式が長くなったり、音符が細かくなったり、合唱の楽譜を一人で弾いているように声部が三つ、四つと複雑になってきます。

曲が大きくなっても、全曲を通してどういう構成になっているか考えるところは同じです。

レッスン17で挙げた子供のための曲集の数々は小規模ながら音楽的な世界を広げるとともに譜読みの練習にもなります。

大人が弾いても楽しめる曲集です。

次回、レッスン19<暗譜について>は11月21日に更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

レッスン17<楽譜を読む練習2>

バイエルが最後まで弾けたら、次に何を弾くことができるかなと楽しみな気持ちになれるかも知れません。

バイエルに続いて楽譜を読む練習にもなるお勧めの曲集の一つは『ブルグミュラー25の練習曲』です。

一曲ずつ標題が付いているので、弾きたい曲から練習できる楽しみもあります。

バイエルと共に、定番の曲集です。

ピアノを練習したことがある人の中で、ほとんどの人が弾いているのではないでしょうか。

連弾や二台のピアノ用の楽譜も出ているので、

合奏の楽しみも味わうことができます。

バイエルを修了すると、作曲された時代や国の違う作曲家の曲集を弾いてみるといいですね。

例えばバッハ、モーツァルト、シューマン、シューベルト、プロコフィエフ、チャイコフスキー、ハチャトリアン、カバレフスキー、バルトークなど子供のために書かれたものやあまり難しくないものを集めた曲集もたくさん出版されています。

この他にアメリカの作曲家でギロックも子供のためのアルバムがあります。

楽譜を何冊も持って1、2曲ずつでも弾いていくと音楽の世界が広がり、楽譜を読む力もついてきます。

上記の曲集と一緒に、ソナチネアルバムⅠも是非加えて欲しい曲集です。

ソナタ形式やロンド形式、楽章ごとに変わる雰囲気を体感するのにお勧めです。

ここにバッハピアノ小曲集も加われば、なかなか豪華なラインナップで、着実に読譜力と共にピアノが身に付いていきそうです。

次回、レッスン18<楽譜を読む練習3>は11月7日更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

レッスン16<楽譜を読む練習1>

楽譜を読むのは、慣れていないと億劫に感じると思います。

早く読めるようになる人もいますから、練習方法もその人その人で違ってきます。

どのような教則本を使うかは色々な考え方がありますが、全くの初心者であればバイエルは楽譜を読む練習に使いやすい教則本です。

バイエルは初めから後半の難しいと思うあたりまで、できるだけ早く進みましょう。

もし途中で停滞したら、弾いてみたかった曲と並行してバイエルも練習を続けてください。

リズムを譜面から読み取ることも譜読みで難しいことの一つです。

16分音符や付点の付いた音符など細かいリズムになると音の高低を読み取ることより、難しいです。

バイエルにも音符の長さに付いての説明がありますが独学の場合などリズムを正確に読み取るのは難しいことだと思います。

そんな時はバイエルから離れて、メロディーを歌えるほど知っている曲を、楽譜を見ながら片手で何曲も弾くと楽譜と音楽の関係が分かってくると思います。

バイエルピアノ教則本は初めての人が順を追って楽譜を学ぶのに便利にできていて、音楽的にも納得できる曲も多いですが、難点もあります。

ピアノの音域の広さを表記するためにト音記号とヘ音記号を使った大譜表が後の方になって出てくることです。

バイエルには大譜表の説明も明確に書いてある訳ではないのでト音記号ばかり読んでいると、ヘ音記号で混乱することがあります。

大人の初心者がバイエルを始める場合は、初めに大譜表というものを頭に置いておくとト音記号とヘ音記号の関係がよくわかると思います。

小さな子供の場合はト音記号とヘ音記号を使った大譜表から始まるトンプソンの『小さな手のためのピアノ教本』などから始める方が良いと思います。

次回、レッスン17<楽譜を読む練習2>は10月24日更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

レッスン15
<基礎的な練習をするには
        楽譜を読むということ>

レッスン14までは、あまり難しく考えずにピアノの音を楽しむことを書いてきました。

ピアノを弾きたいと思ったとき、弾けたら楽しいだろうと思って始めると思います。

弾いてみたい曲あるいは弾くことのできる曲を楽しんでいる間はいいのですが、自分で想い描いたピアノ音楽の世界にはなかなか到達せず、行き詰まってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時は基礎的な練習に戻ってみるのもいいと思います。

基礎的な練習の一つは楽譜を読んでみることです。

今までピアノの音色、メロディーの流れ、リズムを感じて楽しむことを書いてきたので楽譜を読まなければならないのか、やっぱり大変なんだと思われた方もいらっしゃるかも知れません。

ピアノの音色、メロディー、リズムを楽しんだからこそ自分の演奏をだれかと共に楽しみたいと思うこともあるでしょう。

家族でも友達でも誰かの前で演奏する時、その演奏に納得できるのは、演奏者が曲全体を把握していることが重要になってきます。

楽譜からどう演奏したいか考えることは、納得できる演奏をする第一歩になります。

ピアノの音色、メロディー、リズムを楽しんだからこそ楽譜も読みやすくなり、楽譜から情感も読み取れるようになっていくと思います。

次回、レッスン16<楽譜を読む練習>は10月10日更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

レッスン14<歌とともに その2>

ご家庭で歌とともにピアノを楽しむときでも、ピアノ担当の人は前もって練習しておく方がいいですね。

伴奏してみたい曲の楽譜を譜面台に置いてメロディーだけ弾いてみることも伴奏を弾く時に役に立ちます。

そしてその歌を歌ってみるのもいいですね。

楽譜なしで歌えるようになったらベースやリズムを担う左手の伴奏を練習してみましょう。

そしてテンポをその曲に相応しく決めて、メロディーを歌いながら、左手で伴奏を弾くと、拍感とでも言いたくなるような安定した流れができてきます。

弾き歌いが難しかったら頭の中にメロディーを流しながら左手を練習してみてください。

前奏は歌の出だしを助け、曲全体の雰囲気を決めるのでとても重要です。

伴奏付きで歌うことに慣れてない人は、前奏の終わるところが分かりにくく「どこから歌い出したら良いのですか」と聞かれることもあります。

前奏から歌に入るところの伴奏者の呼吸も大事です。

ここまで出来れば立派な伴奏者ですが、練習は結構大変です。

完全にできてなくでも、合わせてみたらどうでしょう。

一生懸命練習しているのを聴いて、家族の誰かが歌いたくなるかも知れません。

そして連弾や二台のピアノのアンサンブルのように、歌とともに楽しむこともピアノが上手になる方法の一つです。

次回、レッスン15<基礎的な練習をするには>は8月26日に更新予定です。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。