レッスン20<レパートリーを持つ事>

レパートリーと聞くと、発表会で弾くような曲を思い浮かべると思います。

バイエルがまだ終わってなくて、そんな大きな曲は弾いてないからレパートリーなんて持てないと考えるかも知れません。

でもバイエルの中のよく仕上がった曲を二、三曲いつも弾いていると前より演奏が良くなったと思える時があると思います。

何事も習得する時は同じかも知れませんが、演奏もいつも弾いている曲は寄り添うように身に馴染んできます。

勿論、好きな曲をレパートリーにするのが一番良いのですが、レパートリーを持つことは特別なことではなくて練習の一つの方法だと考えても良いと思います。

今は新型コロナの影響で発表会も開催しにくいですが、特に子供の場合発表会で格段に上達することがあります。

発表会で弾いたつもりで、家族で聴いてあげると良いと思います。

大人の場合は、外出しにくいこの機会に好きな曲とじっくり向き合うのはいかがでしょう。

じっくり向き合うとは暗譜した曲でも時々楽譜を見直すことです。

見直すことで楽譜の読み方も深くなるし、曲の理解も増します。

暗譜した好きな曲を誰かに聴いてもらうのも良いですね。

この冬は、今まで練習してきた曲を集めて、暖かい家の中でひとり楽しんだり、聴いているのが二、三人のささやかなコンサートなどはいかがでしょう。

これまでのレッスンはメニュー【ピアノを楽しむために】からご覧いただけます。

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