レッスン7まではピアノという楽器を知って
使いこなすための『はじめの一歩』を書いてきました。
ここからは演奏する曲のことを考えていきたいと思います。
今の時代、音楽とひとくちに云ってもジャズやポップスやロックや一般的にクラシックと呼ばれているもの、民族音楽等々、本当に多岐に渡っています。クラシックと呼ばれていても、古典派の曲と云うわけではなくバロックから今まさに作曲されたホヤホヤ出来たての曲まであります。
それぞれのジャンルの垣根も明確に分かれているわけではありません。
日常生活の中にも音や音楽が溢れています。
耳慣れているのは電子音かもしれません。
ですからピアノを弾こうと思ったときにも、ピアノのために作曲された曲を選択することも意外と避けられているように思います。
でもピアノで弾くことを前提として作曲されている曲はたくさんあります。
ピアノを始めたばかりの人こそ、ピアノのために作曲された曲を選んでいただきたいです。
なぜかというとピアノのために作曲された曲は、ピアノで弾く時の手の動きが自然なことが多いからです。必然的にピアノという楽器の鳴り方を知って、ピアノの特徴を演奏に活かすことが出来るのではないでしょうか。
ピアノのために作曲されていない曲というのは
他の楽器のために作曲された曲をピアノで弾けるように編曲したものです。
特にオーケストラで演奏する曲の編曲版は、演奏するのが簡単になりすぎたり、大変難しかったりします。
始めたばかりの人にとってピアノという楽器を知るには不向きだと思いますが映画音楽など、どうしても弾いてみたい曲などは想像力を働かせて音楽として楽しむことは出来ます。